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2007年01月05日

オオカミのひみつ

「オオカミのひみつ」偕成社
文・木村裕一 絵・田島征三

映画にもなった絵本「あらしのよるに」シリーズでおなじみの木村裕一さんの「オオカミの」シリーズの1冊です。
昔話では悪役を演じる事の多いオオカミですが、木村さんの作品に登場するオオカミは一味違います。
この作品の主人公のオオカミも、かわいい弱点を持ち、みんなに笑われないように、その弱点を秘密にしているという、なんともほのぼのしたオオカミです。
そのオオカミが田島さんの絵によって本の中を飛び回ります。田島さんのオオカミは、迫力のある、おっかない部分と滑稽な部分が同居していて、とても大好きです。
奥付のページの絵がとても楽しくて記憶に残るシリーズですが、この作品の奥付の絵も、主人公のオオカミのキャラクターが出ていて印象的です。

台詞と擬音も楽しいので音読するのもいいですね。

2007年01月31日

もりでいちばんつよいのは?

「もりでいちばんつよいのは?」評論社
文・ジュリア・ドナルドソン 絵・アクセル・シェフラー 訳・久山太市

頭がよく働くネズミさんのお話です。
キツネ、フクロウ、ヘビに食べられそうになりますが、作り話をして難を逃れます。
ところがその作り話が現実になってしまいます。
しかし、そこでまた機転を利かして、平和な生活を手に入れます。

ネズミを襲おうとした動物の目が、ネズミの話を聞いて変わっていくのが面白いです。
ネズミさんの目もひょうひょうとしていて憎めません。
グラファロ登場シーンはさすがにインパクト大ですね。ネズミさんの目もこのときばかりはビックリしています。

最後のページの「ゆっくり くつろいで」と絵が絶妙です。

2007年02月07日

三びきのコブタのほんとうの話

「三びきのコブタのほんとうの話」岩波書店
文・ジョン・シェスカ 絵・レイン・スミス 訳・いくしまさちこ

有名なお話「三びきのコブタ」の悪役のオオカミであるアレクサンダー・T・ウルフ氏の告白という形で話が進んでいきます。「A.ウルフ談 聞き手/ジョン・シェスカ」というところがもう面白いです。

だいすきなおばあちゃんのためにケーキをつくってあげていただけなのに、さとうが切れてしまったため、オオカミさんの運命は変わって生きます。ちょうどカゼを引いていたというのも運が悪かったとしかいいようがないですよね。
だいすきなおばあちゃんの事を悪く言われてキレてしまい、あんなことになってしまうなんて。。。

主人公のオオカミの表情はとても凶暴には見えません。むしろ後半に出てくる2匹のブタの表情の方がよっぽど凶悪です。

むか~しからあるお話も、視点を変えるだけで、こんなに面白い話になるものなのですね。

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