この作品、脚本というか構成がものすごく上手だと思いました。話の展開や緩急の付け方がうまいな~と感心して観ておりました。
また、画の色に特色があるのですが、最初は原作コミックの世界を表現するためのものなのかと思っておりましたら、ストーリーの展開によって変わっていくんですよね。あぁ~こういう事を表現したかったのねと こちらも感心ポイントでした。
主演の妻夫木聡さん。序盤は感情の表現が難しかったのではないかと思いますが、かっこいいキャラクターをイヤミなく演じています。体の一部が話が進むにつれ取り戻していき、どんどん人間らしくなっていくのがいいですね。特に声帯と両目を取り戻したシーンはよかったです。ラストシーンの素に近い表情を見て、いかにいままで百鬼丸を演じきっていたかがよくわかります。
もう一人の主人公役の柴咲コウさん。漫画キャラクターっぽい表情の変化がおもしろかったです。
そういえば、この2人TVドラマの「オレンジデイズ」でも共演されてましたね。最後の方だけ観てました。
敵役の中井貴一さん。おいしい役ですよね。物語のクライマックスでは、このキャラクターの選択が物語を大きく左右する訳で、その辺の心情を見事に演じられていたと思います。
あと印象に残ったのが、最近予告編でよく見る土屋アンナさん。出てきた瞬間、「あっ化け物役に違いない」と思わせる怪演ぶりでした。
他にも大ベテランが存在感を示していて、日本映画の底の厚さを感じさせてくれます。
CGを多用する映画だと外国映画でよく見るような画ばっかりなことが多いですが、この作品一味違います。チャンバラはもちろん、ゴジラや子供向け特撮番組みたいな画の戦闘シーンが入っていて、チープというよりも逆にオリジナルな感じがして結構いいのではないでしょうか。
監督だけでなく脚本でもクレジットされていた塩田明彦さん。要注目です。
コメント (2)
こんばんはTBお邪魔します
柴咲コウは、まさにぴったしでしたね。
魔物の造りこみが、かなり甘かったですね。20億円という巨費は、ニュージーランドロケより、魔物の制作費に回して欲しかったです。
投稿者: ケント | 2007年02月12日 21:32
日時: 2007年02月12日 21:32
魔物の造りこみに関しては、私は寛容で、日本の特撮ここにあり!!といった感想を持っています。
でも制作費20億円というのは初耳で、それにしてはショボイと感じるのも無理はないですね~
どこでロケしたのかな~と思っていたらロードオブザリングなんかと同じニュージーランドだったのですね。情報をありがとうございました。
投稿者: 不動前Labs | 2007年02月12日 23:01
日時: 2007年02月12日 23:01