「人が生きている」って何なんだろう。これがこの映画を観た第一感です。
私は人生のほとんどを日本で暮らしているため、外国の文化等については疎いのですが、ほんの十数年前に現実の世の中でこのような虐殺事件が起きたということを全く知りませんでした。本当に現実の世界の話なのか今でも実感がわきませんが、パンフレットやネットなどを見て愕然としているところです。
どんなに厳しい状況でも新しい命は授けられます。この赤ちゃんの運命とは何だったのだろう。
ルワンダ人の主人公マリーの父親が国連軍の大尉に、ある申し出でをします。「生きる」という選択肢がなくなると、人はこういうことを願うのか。。。と強い衝撃を受けました。
人は生きていく中でいくつかの岐路に立たされることがありますが、本当に正しい選択肢を選んだのか、そもそも正しい選択とは何なのか、何が正しくて何が誤りなのか。。。 様々な疑問が自分に突きつけられます。
虐殺事件の生存者で、この映画にスタッフとして携わっている人達が最後にスクリーンに写りますが、この人達の笑顔は何を表しているんだろう。と最後まで深く考えさせられます。
「麦の穂をゆらす風」といい映画を観ることがなければ考えることも無かった、自分の心をえぐるような現実に、今後ともスクリーンを通して触れていきたいと思いました。
メディアボックス試写室にて
自転車での経路はこちら
ルワンダの涙@映画生活