幕末小説好きなら誰でも知っている井上馨、伊藤博文とは対照的に、明治維新後、要職に就くものの、知名度の低い、山尾庸三、井上勝、遠藤謹助。
前半は5人がそれぞれのエピソードを積み重ねながらロンドンに渡り、2人が帰国するまでを、後半は知名度の低い3人(特に山尾庸三)が主人公になります。
自藩の戦争中に海外にいて戦争が終わって帰ってきた3人のことを、まるで卑怯者のように言う人間も私の身近にいましたが、なぜ2人が帰国して、なぜ3人がイギリスに残ったか、また、残った3人は何を考えながら技術を身に付けていったかが、この作品では描かれています。
また、山尾庸三の名言
「仮令当時為スノ工業無クモ人ヲ作レバ其人工業ヲ見出スベシ」
が生まれた背景が分かります。
途中に挿入される重要なシーンでの長まわしのカットが印象に残ります。
後半は出ずっぱりの主人公、松田龍平さんの出演映画を初めて観ました。本来、地味なキャラクターの山尾庸三をカッコよく演じています。眼の力が印象的な俳優さんですね。「悪夢探偵」も観に行きたくなりました。今後は要チェックです。
九段会館での試写会にて
長州ファイブ@映画生活
コメント (3)
はじめまして
ゆずりは文庫と申します。この度はTBしてくださりありがとうございました。こちらからもさせてください。
さて『長州ファイブ』私が観たのは二ヶ月ほど前だったのですが、レビューを読んで、短文なのに内容が的確に表されていて感心するとともに、そのときのことが改めて思い出されました。悪夢探偵 私も楽しみです。(私の住む地方で公開されるのか不安ですが……)観たら感想書きますので、またうちの方にもいらしてください☆では。
投稿者: ゆずりは文庫 | 2007年01月13日 22:10
日時: 2007年01月13日 22:10
初めまして。
『長州ファイブ』すっごく気になってます。
榎本武揚は出てきませんよねぇ?
出てたら凄く嬉しいんですが。
松田龍平さん良い役者さんですよね~。
『御法度』の頃からは想像も出来ない程、
良いお芝居をなさる、と思っております。
投稿者: 河童様 | 2007年02月09日 21:59
日時: 2007年02月09日 21:59
榎本武揚は出てなかったと思います。私の好きな高杉晋作と村田蔵六は序盤のチョイ役で出てたのですが。
この作品は、どちらかというと司馬作品などではあまりピックアップされることのない山尾庸三達の生き様を楽しむ映画かな~と思っております。
松田龍平さん。もう少し背が低いと明治の日本人が外国に乗り込んだ感じがよく出たかと思いますが、現代劇ならこれくらい背があって見栄えしたほうがいいかもしれませんね。今後に期待の役者さんです。
投稿者: 不動前Labs | 2007年02月12日 23:06
日時: 2007年02月12日 23:06